X21待望のファーストアルバム!!
2014/3よりリリースされた4枚のシングルが収録されています。
大ブームを巻き起こしている『キヨミ・ソング』
オリジナルフルメンバー20名による友情ソングの決定版『Best Friend』もアンコール収録!!
そしてデビュー前より歌い続け音源化が待ち望まれていた「GO! GO! X21～ドキドキ初登校～」「チャイム鳴ったら...」も
収録された今の彼女達を感じる事の出来るベスト的な内容！
interview
--まずは1stアルバム『少女X』の完成おめでとうございます。
全員●ありがとうございます。
--結成から2年3ヶ月、CDデビューからは約1年でのアルバムリリースとなりましたが。
山木●振り返ると、デビューした当時はメンバー全員がアイドルとはなにかということも知らない状態で、どう私たちがガールズユニットとして表現していけばいいのかもわからなかったんですけど、この2年間で周りの皆さんやファンの皆さんに接して感じたり、教えていただいたことを自分たちでも吸収してこられたのかと思います。例えばカメラの映り方だったり、ファンの皆さんとのコミュニケーションの取り方についても成長できたので、この『少女X』というアルバムで表現できたんじゃないかと感じています。CDデビューから1年が経ってこのアルバムは、私たちがどう変わってこられたかという試験の場でもあると思うので、その試験でどう評価してもらえるかは、聴いていただける方に託しています。--CDデビューからアルバムのリリースまでに自分たちで一番変わったなと思うところというと？
白鳥●1stシングルの「明日への卒業」ではリリースイベントのステージも無我夢中で、パフォーマンスをするだけで終わってしまったんですけど、2ndシングルのときにはメンバーみんなでミーティングを始めたり、その中で自分たちでセットリストを決めていったりとか、ステージに臨む気持ちが変わっていきましたね。そのミーティングはいまでもずっと続いていて、これからもどんどん変わっていけると思います。
--ドキュメンタリーDVDでその姿を観る事ができますね。真剣な面持ちが印象的でしたよ。逆にずっと変わらないでいる部分は？
長尾●まず、メンバーの仲がいいところですよね（笑）。なにか悪いところがあれば、メンバー同士で話し合って解決してきていますし。だからずっと変わらない、というよりもいい意味で変わり続けてきましたね。
--今回のリードトラックでもある「少女X」という楽曲は、PVも含めて新しいX21を表現していますね。
泉川●いままでのMusic Videoは、色彩的にも鮮やかなものが多かったんですけど、今回はモノトーンだけという世界観で、衣装からメイクに至るまで、大人っぽくて、クールなイメージにできたと思います。撮影もスタジオの中だけで撮っているのでダンスシーンがメインになっていて、間奏部はパートごとのカノンで少しずつずらして踊っているので、そこは表情も含めて注目して観ていただきたいです。
末永●コハルとか珠里が追いかけながら歌っていたりとか、歌の部分でも新しい挑戦がある曲です。3人ずつパートに分かれていたりして、全員で表現をしているのが伝わる楽曲だと思います。あと黒い衣装というのも初めてで似合うかどうかも不安がありましたけど、私たちらしいカラーが出せたと感じました。踊っているときもカッコいい表情がたくさん見せられて、新しい一面を発見してもらえるナンバーになりました。
--いままでの“かわいい”とか“清楚”というキーワードに、クールとかカッコいい一面が加わりましたね。
泉川●自分たちでも観終わったときに、「オォー」って声をあげちゃいました（笑）。
山木●みんな、「やばい、カッコいい」ってうれしかったですね。
--そんなクールな曲だけに表情の作り方とか苦労したところも？
田中●これまでは、表情も可愛く見せなければと取り組んできたんですけど、実は笑顔よりも今回の表情の方が私自身はやりやすかったです。
泉川●逆に私は、普段笑っていることが多いので、リップシーンでクールにしているのが大変でした（笑）。
--でもその甲斐あって、大きな見所になりましたね。今回のアルバムは2タイプでリリースになりますが、ジャケットはそれぞれ正反対のイメージで。クールな黒のジャケに対して、もう一方は清楚な白で。こちらはデビュー当時からのイメージそのものですね。
田中●白の衣装は、美少女コンテストの衣装そのままだと思いました。懐かしい感じもしたり、ある意味、新鮮だったりもして。白鳥●そうだね、真っ白で柄がない衣装はコンテスト以来じゃない？
泉川●やっぱり、美少女コンテストが私たちの原点の場所なので、この衣装を着たことによって初心が蘇って、当時のことを思い出しながら撮影に望みました。
長尾●そういえばあの時はこんな想いでコンテストに挑んでいたなぁとか、自分の中で一度リセットできて、新鮮な気持ちで望めましたね。
末永●黒いジャケットでは普段あまりしない巻き毛だったり、つけまつげも付けたり、逆に白いほうでは普段以上にメイクが薄かったりと、今現在のナチュラルな私たちとも違うので、過去・現在・未来というわけではないんですけど、それぞれの表情でX21を感じてもらいえるとうれしいです。
--アルバムの曲の並びも、最も新しい「少女X」からデビュー前の「GO! GO! X21～ドキドキ初登校～」へと時間が遡りますね。この一枚で過去から現在を通して“現在のX21”というものが感じてもらえますね。
白鳥●今回のDVDにはメイキング映像も入っているので、アルバムと一緒に観ていくと楽しそうですよね。
田中●やっぱり私たちは「GO! GO! X21～ドキドキ初登校～」から、振りも覚えだしたし、歌い始めたのでこの曲順はうれしいですし、声や表現の仕方もちょっとずつでも成長しているんだと感じられました。
末永●デビュー前の「GO! GO! X21～ドキドキ初登校～」「チャイム鳴ったら...」と今回のアルバム曲の「席替えウインク」の3曲で“スクール三部作”が完結するんですけど、1stアルバムでようやくそれが完成したことがうれしいですね。ライブでも絶対に盛り上がると思うので、この並びでぜひ歌ってみたいですね。
山木●その3曲に「明日への卒業」を加えてやってみたいですね。
白鳥●最後に卒業しちゃうの？（笑）
長尾●そうしたら制服でステージに出たいよね（笑）。
山木●でも、それで本当に“少女X”という一人の女の子の物語になると思うんですよね。
長尾●ずっといつも演じてきた“少女X”っていう女の子がいったいどういう子なのかが表現できているんじゃないかな。
山木●その学校生活の中で「ハッピーアプリ」で遊んだり、「Xギフト」を贈ったりと、このアルバム一枚を通して、自分なりの物語が作れるんだと思います。
--そんなすべての曲を通して、ひとつの世界観を作り出しているアルバムですが、自分の推し曲を一曲あげるとすると？
白鳥●私は「マテリアルガール」なんですけど、曲調も歌詞もすごく春っぽいので、いまこのタイミングでみなさんにも聴いていただきたいです。このポカポカした感じが私は好きです。山木●私は「少女X」ですね。「Xギフト」もそうなんですけど、ドラマーの父と共演した曲なので想い入れも強くて。「少女X」は父が一番得意とするジャンルの曲調で、そんな激しいドラムを叩いている父が私は好きなんです。娘の私が言うのも恥ずかしいんですけど、ドラムのフィルインがすごくカッコいいんです！やっぱり親子なので、リズム感が同じなんですよね。そんな私のボーカルも一緒に聴いていただけるとうれしいです。
泉川●私は「恋する夏!」の衣装が、いままでの中でも一番好きで。スカートの3色のレイヤーがフワフワしているのが曲調にもすごく合っていて、細かいデザインがみんなそれぞれ違っていたり、あと、振りの中でジャンプする部分がライブでもすごく盛り上がれるポイントで、サビの歌いだしがすごく明るい気持ちになれるんですよ。この曲を初めて聴いたときから、ずっとキュンキュンしちゃうんですよね（笑）。自分自身も楽しくなっちゃう曲です！
長尾●私が一番みなさんに聴いていただきたいのはデビュー曲の「明日への卒業」で、これは私自身が一番心を動かされたナンバーなんです。私たちX21はグループ内のオーディションでCDの歌唱メンバーが選ばれて、初めてのCDということでメンバーそれぞれの想いが強い曲なんですけど、ちょうどその頃、私自身も将来についてすごく不安な時期で、この曲で自分の夢を見つけられて想いがしっかりと固まったことを覚えています。一年経った春に今後はアルバムでこの曲を聴いて、改めて夢に向かっていけると感じましたし、みなさんの背中を押してくれる曲だとも思います。
末永●私が一番推しているのは「チャイム鳴ったら...」で、このアルバムで初音源化されたんですけど、いつもファンのみなさんにCDで出してほしいと言われていて。フェスとかで初めて私たちを観るお客さんも、この曲のサビの振りをすぐ覚えてくれて、最後にはみんな手でチャイムの形を作って一緒に跳んでくれるのがすごく好きなんです。スクール三部作の中でも一番、学校感があってライブでもみなさんと一緒に学校にいる気持ちになれるので好きです。
田中●私はX21初の失恋ソングでもある「ツラくないよ」が一番気に入っています。失恋じゃなくても辛かった経験を思い出して、感情を入れやすいナンバーなのでファンのみなさんにも気持ちを伝えることができる曲だなって思いました。あと、この曲はコハルと私のハモりパートがサビの前にあるんですけど、初めての挑戦だし、そこが歌えたのがうれしかったです。
--最後にこの記事を読んでいる皆さんにメッセージを。
山木●こんな私たちの1stアルバムのインタビューを読んでくださり、ありがとうございます。このアルバム『少女X』は4月29日にリリースされます。その中で語られる“少女X”という女の子が過ごす日々のワンシーンが描かれたアルバムになりました。そこには私たち自身の感情や日常があふれているので、そんな曲たちから私たちX21のことを感じ取っていただけたらうれしいです。
